セクハラに対する損害賠償請求
セクハラとは、相手方の意に反する言動で、それに対する対応によって仕事を遂行するうえで、一定の不利益を与えたり、就業環境を悪化させることをいいます。（職場におけるセクシャル・ハラスメント防止マニュアル）
また、職場において行われる性的な言動に対するその雇用する女性労働者の対応により当該女性労働者がその労働条件につき不利益を受け、または当該性的な言動により当該女性労働者の就業環境が害されることをいいます。（改正男女雇用機会均等法２１条）
要するに、セクハラとは
・相手の意に反する性的な言動があること
・仕事上の不利益を受ける恐れがあること
・職場環境が悪化すること
性的な言動とは
１、言葉の面で、性的な冗談やからかい、食事デートへの執拗な誘い、意図的に性的なうわさを流す、個人的な性的な体験等を尋ねる、または聞かせる等です。
２、視覚の面で、ヌードポスターを掲示する、わいせつ図画を配布する等です。
３、行動面で、胸や腰などをじっと見る、身体への不必要な接触、性的関係の強要等です。
セクハラは不法行為となるので、賠償責任を追及するには、被害者の方でセクハラの事実や損害の発生などを証明しなければなりません。
証拠や記録を残したり、友人、家族、上司に相談することが大切です。
内容証明郵便で損害賠償請求する場合には、セクハラの事実を具体的に詳細に記載し、そのことにより、被害者が受けた損害を明らかにする必要があります。
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