自動車保険とは
<自動車保険とは>
自動車保険には、自賠責保険と任意保険があります。
自賠責保険は被害者への最低限の補償を確保するための強制保険になります。
任意保険は自賠責保険では補いきれない部分を補償する保険で、損害保険会社などの自動車保険です。
これで補いきれない場合には、加害者の自己負担になります。
◇自賠責保険
自動車損害賠償法に基づき強制的に加入が義務付けられます。
対人賠償に限られ、支払われる保険金があらかじめ決められています。
示談交渉の代行サービスはありません。
◇任意保険
加入は義務付けられてはおらず、本人の自由意志に任されています。
契約内容によって、対人から対物、自損まで補償されます。
示談交渉の代行サービスをする契約があります。
<任意保険の契約内容>
重度の障害や死亡事故または高額な物損事故の場合は加害者の任意保険から支払いを受けることになります。
任意保険には契約内容によっていろいろな免責事項が設けられており、事故の状況によって保険金が支払われないこともあり、その場合は加害者本人が負担することになります。
ですので、加害者が加入している任意保険の契約内容についても確認する必要があります。
◇運転者年齢
21歳未満不担保、26歳未満不担保、30歳未満不担保等があり、契約時に定めた年齢未満の者に運転させ事故が発生した場合には保険金が支払われない契約です。
これらの特約をつけると、保険料が安くなります。
◇運転者家族限定
契約者の家族のみ対象となり、家族以外の者に車を貸すなどして事故が起きた場合には保険金は支払われません。
契約した運転者を、記名被保険者と配偶者、同居の親族、別居の未婚の子、等に限定するものです。
この特約をつけると、保険料が安くなります。
<傷害事故の損害賠償>
交通事故の被害者が加害者側に請求できる損害賠償は次になります。
◇積極損害
傷害の治療費、入院費、付添看護費、通院交通費、治療器具購入費、雑費といった治療にかかる直接的な費用をいいます。
また、将来の手術費や治療費用などを含みます。
◇消極損害
事故で休業したことによる収入上の損失分である休業損害や後遺症による将来的な利益の損失分である逸失利益をいいます。
◇慰謝料
精神的苦痛の対価として加害者側に請求することができます。
これらは、被害者の年齢・職業・家族構成等によって金額の算出方法も異なります。
そのため損害賠償額は、自賠責保険基準、損害保険会社基準などで定額化されています。
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