土地に知らない所有権移転請求権仮登記がついている
HPを拝見し、メールを送らさせていただきました。
先日、実家の建て直しを検討する際に土地の登記簿の謄本を取り寄せましたところ、権利部(甲区)順位 1位は実家の父で所有者になっているのですが、2位に所有権移転請求仮登記・代物弁済予約で権利者がSハウスの記載がありました。
土地は昭和47年に購入し、家はSハウスで建て昭和51年3月に引渡しを受けています。
所有権移転請求仮登記は昭和51年5月22日にされています。
ローンは地方銀行と公庫で行っておりSハウスでの融資等はないため、両親も驚いているばかりです。
この手続きについての説明等もなかったと言っております。
ネットでも調べたりしましたが、勝手には申請できないことのようですが30年以上前のことで、ローンも完済している状態で登録を抹消するにはどのようにしていったらよいのかもわからず困っていました。
アドバイスをいただけたら幸いと思っております。
【ご返答】
こんにちは。
おそらく住宅購入の際に付けられたものだと思いますが、Sハウスと金銭消費貸借関係がないのに、その仮登記がついているのはおかしいですね。
普通、代物弁済の予約を原因とする所有権移転請求権仮登記は、金銭消費貸借関係がある場合に、それを担保するためになされる場合があります。
このような場合、本来、不動産に抵当権設定登記をするのですが、その代わりになされることがあるのです。
それは仮登記は本登記と比べて、登記費用が圧倒的に安いからです。
まずはSハウスに問い合わせてみてはどうですか。
おそらくご両親も知らないことですし、今現在までSハウスが何かを起こしてきてないようなら、Sハウスには債権はないのではないでしょうか。
そして、Sハウスに抹消をお願いしてみてはどうでしょうか。
この仮登記がついたままでも、債権がなければ何も起こりませんから、放っておいても大丈夫ですが。
気になるようなら、やはり問い合わせるべきだと思います。
またいつでもご連絡ください。
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