セラピストの講座を受けた後に返金を請求してきた
Eと申します。初めまして。
下記のとおりご相談させていただきたく宜しくお願い致します。
■お聞きしたいこと
・下記のケースで返金に応じる法的義務はあるのか?
・情報不足で法的義務のありなしの判断がつかない場合は。。。
⇒確認しなければならないポイントは?
⇒確認すべき法律にはどんなものがあるのか?
・受講生が取りうる法的手段はどんなものが想定されるか?
・協会側が取りうる法的手段はどんなものが想定されるか?
■経緯
私の友人で、ある資格(以後「セラピスト」)の認定協会を運営をしている人がいて、その人からの下記のような相談を受けました。
・ある受講生が協会認定セラピスト養成講座を受講した。(2008年3月)
・その講座には大変満足して、受講終了後、セラピスト認定申請書/誓約書を提出して協会セラピスト認定を受けた。(2008年3月)
・受講生は講座の対価として、16万円を支払った。(2008年4月)
・その後受講生は下記の不服を申立て、認定証を返し、セラピスト活動も今後しないという理由で、支払済の16万円の返金を求めてきた。(2009年1月)
@セラピストとして活動する上での制約事項の内容及び事前の説明がなかった。
A自分が認定済セラピストとして協会のホームページになかなかUPされなかった。(※今日現在ではUPされている)
・協会としては、当該制約事項については、誓約書に明記していないものの講座中に口頭で説明済である。
また、当該制約事項はセラピストとして活動するにあたり常識的な内容で不当に活動を制限するものではなく、他の受講生からは一切クレームはない。
・ホームページのUPに関しては、協会の義務ではなく、かつ「ある程度の人数が集まった時点でUPします。」との説明を事前にしている。
・協会としては、下記のどちらの選択をするか迷っている。
@受講生の申立は根拠のないものなので、法的論拠を添えてその旨を通知し、返金に応じない。
A全額返金し、認定を取り消す。
以上、お忙しい中、大変恐れ入りますがどうぞよろしくお願い致します。
全ての疑問が解消されずとも解決のヒントだけでもわかれば幸いです。
【ご返答】
こんにちは。
>下記のケースで返金に応じる法的義務はあるのか?
講座の対価として16万円を支払ったのであれば、返金する必要はありません。
講座はしっかりと受けたわけですよね。
ということは、16万円分のサービスは受け取っているわけです。
>その後受講生は下記の不服を申立て、認定証を返し、セラピスト活動も今後しないという理由で、支払済の16万円の返金を求めてきた。
この理由で返金を求めてきているのであれば、民法を理由に返金を求めているのだと思います。
つまり、契約内容が違っていて、それによってその契約よる目的が実現できなかった、というような主張ですかね。
どちらにしてもそれはお門違いだと思います。
講座の内容が違っていたのなら契約違反でしょうが、講座はすべて受けたのですよね。
でしたら、契約は実現したのですよね。
また、この不服の内容については口頭であっても説明しているのですよね。
他の受講生も聞いているのですよね。
であれば、返金は断ってよいと思いますよ。
上記の旨を説明して、返金を断ってよいと思いますよ。
またいつでもご連絡ください。
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