マンションの管理とは
【マンション管理について】
<相談内容>
マンションの管理についてはどうなっているのですか?
<返答>
区分所有法によると、マンションと呼ばれる集合住宅にあっては、その管理主体は各区分所有者であるとし、区分所有建物ならびにその敷地および付属施設の管理を行なう為の団体を区分所有者全員で構成することになっています。
これは、区分所有者は当然に団体の構成員になるということで、参加を拒否したり、途中で脱会したりすることはできないとされています。
この団体が管理組合といわれています。
法律は、規約の設定・変更・廃止、共用部分の変更・管理・区分所有者の共用に属する建物の敷地および附属施設の変更・管理、管理者の選任・解任等管理に関する主要事項は、原則として集会の決議で決するとされています。
規約の設定は、区分所有者の集会において、区分所有者数および議決権のそれぞれの4分の3以上の多数決議によってすることができます。
【マンション住民の利益】
<相談内容>
マンションにいつも住民に迷惑をかける住民がいるのですが、追い出すことなどできますか?
<返答>
「建物の区分所有権に関する法律」は、住民同士の共同の利益ということについて規定を設けています。
この法律によれば、住民は建物を使用するに当たっては、他の住民との共同の利益に反する行為をしてはならないとしています。
そして、ある住民がこれに違反した時は、他の住民または管理組合法人は、その違反の状態を停止ないし改善させるよう求めることができます。
さらに違反者がこれに応じないときは、あらかじめ弁明の機会を与えた上、集会での4分の3以上の決議により、違反者に対し訴訟をもって、相当の期間その者の使用などを禁止させることができます。
【マンションの建替え】
<相談内容>
古いマンションの立て替えの話が出ており、これに反対したいのですが?
<返答>
「建物の区分所有権に関する法律」によれば、この建替えには、住民の頭数と専有部分の割合のそれぞれで5分の4以上の賛成が必要になります。
そのため、少なくとも5分の1を超える反対者を集めることができれば、その全員が集会で反対することにより、これを阻止することができます。
無料法律相談はこちら
Amazonで不動産の法律を調べる
|
|